PTA役員の負担を減らすカギは「外注化」?! ごごラジ10/3放送より
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PTA役員の負担を減らすカギは「外注化」?! ごごラジ10/3放送より

目安時間 32分
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私は今年、小学校と保育園

Wで役員を引き受けているのですが

 

NHKラジオ「ごごラジ」でドンピシャテーマが!

 

くらし情報交換 ~学校行事&PTA~

ごごラジ2018年10月3日(水)14時台のテーマ
MC:神門光太朗、石垣真帆 ゲスト:大塚玲子

 

PTA任意加入の明確化の話や
役員負担軽減策のアイディアいっぱいだったの。

 

思わずラジオ聞きながら書き起こししちゃいました!

 

 

特に、

  • 役員の仕事を減らす「反対派にどう対抗」するか?
  • 実際にPTAの「仕事量を減らした」会長さんの話
  • 役員の負担を減らすための「PTA外注化」

などなど

 

今まさに私もPTA本部役員なので

まさにそれ!ホントそこなんだよ!

何度もうなずきながら聴いちゃいました~!

 

 

なにせめんどくさがりなので
役員の仕事を少しでも楽するには?

自分1人でもできることは?

というテーマは大好物なのです。

 

 

 

では以下、ごごラジのPTAのテーマがどんな内容だったか、ご紹介しますね!

 

 

ごごラジは2018年に放送され、当記事も放送直後に書いたものです。2021年現在コロナ禍を経て変わったこと等を含め加筆・修正しました。

 

 

PTAジャーナリスト大塚玲子さんの紹介

PTAジャーナリスト・大塚玲子さん

 

1971年生
離婚結婚家族などテーマに
近年はPTAの執筆や講演会など

 

大塚さん:「他のことも取材するけど、PTAのことが好きみたい。」

 

 

PTA任意加入の明確化とは?

今PTAの話題で「任意加入の明確化」が注目されている。

 

自動的に入るのではなく、入るか入らないかを「保護者自身で選ぶ」流れになりつつある。

 

 

3択アンケート(PTA任意加入)入る入らないを自分で選べましたか?

以下、ラジオリスナー「208人」中のアンケート結果です。

 

PTAの加入選択について

1.任意であると選択できるとハッキリ示された
(6%)

2.任意だと明らかにされた経験はないけど、書面で加入手続した経験がある
(16%)

3.任意と明示されたり、加入手続そのものの経験はなし
(78%)

 

うちの子どもが通う小学校もPTAは強制参加です。しかも「子ども1人につき1回役員を引き受ける」という謎のルール付き(笑)

 

2021年現在 うちの小学校ではPTA制度の見直しが進み「PTA加入は選択性・役員制度も大幅縮小」となりました。

 

PTAジャーナリスト大塚玲子さんとは?

現在(2018年放送当時)は、子どもが中3で学年委員会の委員長。

PTAは4回目の経験。

 

仕事がてら・・・PTAジャーナリストなので。

 

大塚さん:「下心満点でやってる。みんなに言ってる。笑」

 

 

子どもが不利益を受ける?PTAに入らない選択

ネット記事など、最近改めてPTAが注目されている理由は?

 

PTA,ハード

 

PTAの任意加入が知られるようになり

「入らない」という選択する保護者が増えてきた。

 

その一方で、「PTAに入らないなら、あなたの子どもにプレゼントあげませんよ?」というズレた対応も散見される。

 

大塚さん:「本来PTAは会員サービスする団体じゃない。全ての子供のために活動するもの。」

 

 

PTA会費の使い道は?非加入会員は不公平?

PTA,会計

なるほど。私は今年PTA本部の会計を担当しているので、お金の流れも少しはわかります。
たとえばPTAの会費って、行事の参加賞・景品代や活動資金にもなっていたりするのはもちろん、学校の消耗品(ハンドソープやトイレットペーパー)にも使われているのです。
「PTA入らない=役員として活動しない」選択は自由ですが、加入しない家庭は「寄付金」なり「消耗品代」として実費負担してもらわないと(※)学校の運営がまわらないんじゃないかな。

 

 

その後コロナ禍を経て、PTA会費の学校関連費支出(特に消耗品関係)は見直しが進みました。

後述します。

 

 

PTAのコロナ対応。非接触式自動検温機導入など

以下、コロナ禍を経てPTAに起きた変化について補足です。

PTA,ハンドソープ


2021年現在 コロナ禍を経て、学校生活における衛生用品(ハンドソープや消毒液)などは自治体からも支給されるようになりました。
一方で、熱中症対策のための大型テントや、コロナ対策の非接触式の自動検温測定器・アルコールディスペンサー(主に来客向け)などは、PTA購入品として支給されています。
今まさに学校現場で必要なものについては、行政よりPTAの方がスピーディーに対応できたりもします。

 

PTA任意加入制度導入に伴う予算の見直し

PTA,予算,見直し

また、PTA任意加入制度導入に伴い「予算の組み替え」も行われました。
学校で必要なもの(児童が使う消耗品等)はPTA会費とは予算を分け、すべての家庭から集金しています。
少なくとも会費については、PTA加入・非加入家庭間での不公平感は解消しています。

 

いずれも学校や地域差がありますが、今後も変化のスピードは加速していくことでしょう。

 

 

今の時代にPTAが注目されているのは?

ごごラジの話に戻ります。

 

PTAのメリット・デメリットについても解説されました。

PTA,人付き合い

 

PTAのメリット(ポジティブな面)は?

「人とのつながり」

 

震災、地震、豪雨など、近所で人とつながっていることへの安心感。

 

 

PTAのデメリット(ネガティブ面)は?

  • 負担になる
  • 少子化→保護者の数も減っている
  • 共稼ぎ、ひとり親が増えている

 

昔の余裕のあるお母さん(専業主婦)が減っている。

それなのに、PTAの活動は減ってない、むしろPTAの活動内容が増えている面も。

 

 

一方、PTAの仕事を減らすためには「手間も増える」

「意見をまとめるのが大変。」

 

大塚さん:「みんなの不満が出ないように『じゃあ、子どもがいる間は我慢してやっちゃおう』…となりがち。」

 

すごくわかる~!PTAという「大きな組織」を動かすって並大抵のことじゃできないですもの。
その点、保育園のように小さな保護者会なら、役員の仕事を減らすのは(比較的)楽ですよ。
→【PTA・保護者会】引き継ぎ4つのコツ!役員の仕事で楽するために!

 

 

「前例がない!」PTAが大変なのはどんなところ?

PTAが大変なのはどんなところか?

以下、リスナーのコメントより。

 

  • とにかく行事が多い
  • 段取りの細かさ
  • ミーティングの多さ

 

昔は、親はめったに学校に来なかったのに…

前例がない

スリム化を提案すると「前例がない!」反対にあった。

私もPTAの効率化をずっとやってきた人間なのでわかりますが「下がいくら言ってもダメ」なんです。PTAの仕組みを変えたいなら「中から」やらないと絶対変わらない。で、制度や仕組みを変えるってすごく大変だから「誰もやりたくない」んですよ。つまり、『自分が』上の役職(三役など)を引き受ける覚悟があるか?って話になってくる。やりたくないでしょ?笑

 

 

「子どものために!」親や学校の負担が増えている

大塚さん:『子供のために』アレもやろうコレもやろうとなりがち。

 

仕事が減らないものだから、

先生も保護者も、両方がストレス抱えている。

 

これもわかるな~。
本部役員みたいに「上の役」をやっている人ほど「地域活動に熱心な方」が多い。だから子どもが楽しめるイベントや意義のある活動をどんどん増やそうとする。
でも「普通のお母さん」にとっては、役員どころか日々の家事仕事や子供の宿題・塾・習い事で手いっぱいなのが当たり前。
熱心な役員と一般役員との温度差はすごーく感じます。
・・・え、わたし?
私はとにかくめんどくさがり屋なので「役員の負担を減らす方向性」なら張り切ってザクザク協力します!笑

 

不公平という理由で役員免除が認められない

こちらも、働くお母さんリスナーのコメント。

 

・勤務してる
・上の子でやった
・去年も…

 

「家庭の事情は不公平」という理由で受け入れてもらえない。

 

でも、PTAの会合・活動は平日の日中。
「仕事が「母親に偏る」のもなんだかなぁ」

自宅で働いていると「期待されやすい」のも困る。

 

もっと参加活動しやすくならないのかな‥

 

はい。まさに私も自宅で働く自営業なので、PTA本部役員は1本釣りされました。(苦笑
でも本部メンバーは明るく前向きな人が多いので和気あいあいで楽しいし物事がスピーディーにまわるし学校で知り合いが増えたのは良かったですよ。
ただ想像以上に、お手伝いも委員会も打ち合わせもとにかく出番が多いのが大変です~
(忙しいときは普通に週1ペースで学校行きます)

 

PTAのメリットは「知り合いが増える」

「確実に知り合いが増える」

 

地元、子どもとつながる。ちょっと買い物に行った場で立ち話したり。

 

大塚さん談:

幼稚園組(余裕がある)
保育園組(忙しい)

 

価値観のズレで、ストレスを感じてしまう人もいるけど、PTAという場でもなければ一緒に話すこともなかった。

これがPTAの面白いところだと思ってる。

 

また、地元の口コミ・情報も入りやすくなる。
皮膚科や歯医者、塾や習い事の評判が入るので助かる。

 

 

PTAを通すと、学校に意見を言いやすくなる?

「単独で保護者が言うより、PTAを通したほうが、話がとおりやすい」という話もあるが・・・

 

大塚さん:「そういうケースもあるけど、多くはない。」

 

なぜ? → 学校が嫌がる。

 

正直なところ
「お金だけ出して黙っていて欲しい。」
「PTAさんはそういうこと言わないで」
暗黙の前提がある。

 

 

PTAとして意見を取りまとめること自体も難しい

 

いろんな価値観の保護者がいるので

PTAで1つの意見として取りまとめるのもムズカシイ。

 

「一部の意見=みんなの意見」として通してしまうことでトラブルになる事例も。

 

総意を求めようとするから物事が進まないんですよね。国会審議と一緒で全員の意見が一致するなんてありえないでしょ?
制度など変更するときは、たとえばアンケートで多数決をとるとか、運営委員会の承認をもって決定とする(本来そういう場ですよね)とか、まずは何かしら『基準』を1つ設けることです。そうしないと何も変えられないし進まない。

 

PTA→学校に改善案が通った事例

先生に、困りごと・改善案を

PTAを通して直接伝えられた事例も出てきました。

 

以下リスナーの事例

校長先生や管理職の先生に直接困りごとを伝えられた。
今年の猛暑→子どもがプールのコンクリートで火傷しそうに。

「来年からサンダルを履いてOKにしてもらえないか?」
PTAで案を出したところ「学校で了承」してもらえた。
(教頭先生も同じことを思っていた。)

 

先生が迷っていることも保護者が言い出すことで「後押し」になることも。

 

 

個人情報改正保護法→PTA任意加入の手続きが、まだ進んでいない?

2017年に個人情報保護法改正法が施行され、PTAも規制の対象に。

 

学校にある保護者の情報を無断で扱うのは

PTAの義務違反になってしまう。

 

しかし、先ほどのPTA3択アンケートにもあったように

3.任意と明示されたり、加入手続そのものの経験はなし
(78%)

圧倒的に、手続きが特に無い学校がまだ多い様子。

(年代にかかわらず)

 

 

学校が手放し運転に?PTAは必要です!

以下「PTA会長」をつとめているリスナーからの意見。

 

PTAは、先生と保護者をつなげる場。
しかし先生にも家庭がある。滅私奉公は無理。
もしPTAがなければ、学校は手放し運転です。

 

 

なぜPTAのメリットは見えづらいのか?

「やりなさい」

 

自動的にPTA会員になってしまう。
強制だからメリットが見えづらくなってしまうのでは?

 

自発的にやるわけじゃないので「やる気が無くなってしまう」

入る・入らない場合の「メリット・デメリット」を考える機会がない。

 

 

PTA選択制にすると「入らない保護者が増えるのでは?」

PTAの加入を選択できるようにすると
「入らない保護者が増えるのでは?」という懸念も聞くが‥

 

大塚さん:

「あなたは強制じゃなくなったらやらないの?」と聞くと
「私はやりますけどね。」と答える人が多い。

今までみたいに全員がやるわけじゃなくなるだろうけど、ゼロになるわけじゃない。

 

神門さん:
「おやじの会。→幽霊部員ですけど。笑」

 

大塚さん:
「やりたい人がやるという活動でもよいのでは?NPOなどそうですよね。」

 

 

PTAの役員決めで「押し付け合いにしない工夫」は?

子供の数が減っているのに役員の数は減らない。
しかも、役員の仕事は減っていない。(むしろ増えている)

 

PTA,役員決め,じゃんけん,くじ引き

 

一般的な役員決めは
「私は無理です!」「あなたがやってよ!」
みんなでジャンケンやくじ引きで押し付け合うのが恒例。

 

私は昨年初めて役員決めの現場を見たのですが、スグ決まって拍手が沸き起こるクラスもあれば「お通夜」になってる学年もあり…
↓にある改善例の「各委員はゼロ~2名でいいよ」とか、真面目にうちのPTAでも取り入れたい。

 

活動内容は、具体的に、なんのためにやるのか?

  • 見える化する

「活動内容について、丁寧に、具体的に、なんのためにやっているか?」話してあげる。

 

すると、意外とすんなり
「やりますよ!」という人が出てくる。

 

中身が見えないから「やらない!」という人が多いだけ。

 

 

仲良し同士で参加できる仕組みにする

  • 「何名」ではなく「何名以上」にする。

「友達・知り合いの◯◯さんと一緒ならいいよ」という人もいる。

 

 

役員が「ゼロ人でもOK」にする

  • 役員人数は、ゼロ~2人でいいよ!

「追い詰めないようにする」
「それはそれでアリにする」
・・・という面白い例もある。

 

全部のクラスから「やりたい人だけが来る」から、人気の委員会に!

 

 

PTA「平日の日中」に活動は「働くママ」の負担が大きい

活動内容を縮小しないとワーママに気の毒すぎる。
平日の日中に会合は、働いているお母さんにとっては大変。

 

保育園ママにとっては「平日の壁=小1の壁」だったりもします。
→ 共働きフルタイムの限界「子供の熱・小1の壁」仕事を辞めた後はどうする?

 

    • 平日だけ
    • 夜だけ
    • 土曜だけ

 

理想的には、偏るのではなくいろんな選択肢があるといい。

 

ただし、「鍵や戸締まりなど」先生側の都合もある。

 

PTA本部の打ち合わせが21時過ぎとかに終わっても、職員室には明かりが爛々と付いていて、駐車場には先生たちの車もたくさん残っていて…役員として学校に出入りするようになると、学校の先生方の大変さも少なからず伝わってきます(;_;)いつもお疲れ様です。ありがとうございます。

 

イマドキ、顔を合わせて打ち合わせしなきゃいけない?

LINE,PTA役員

 

大塚さん:
「最近は、LINEで打ち合わせして『ここぞ!』というときだけ顔を合わせることも増えている。」

 

役員の仕事でLINEの活用は必須ですよね~!
ただ、役員同士のLINEグループでつながりたくないママもいるし、メンバーが増えると1日中スマホがピコピコ鳴るのも問題。LINEに参加したくないママへの配慮も必要です。
スマホを持たないママがいるなどLINEを活用できない状況だったり、役員名簿作成が必要なときは
→ 全自動で完成!PTA名簿作成【スマホOKアプリ不要】Googleフォームの使い方を参考にしてみてください。

 

 

PTAの仕事量を減らすには?本部対応、アンケート

ここ数年の傾向として、本部役員で検討して
「この仕事は減らしていいんじゃない?」スリム化したり

 

役員アンケートをとって
「いる?いらない?継続する?」率直な意見を聞くなどして

保護者全体の意見を見て減らしていくケースがある。

 

大塚さん:「縮小する方向をけっこう聞く」

 

うちのPTAもまさにこんな感じでスリム化していきました。制度・活動内容ともに年々縮小、コロナ禍を経て加速しました。ただ、近隣の小学校の話を聞くとあまり変化していない。相変わらず、PTAの負担感は地域差が大きいですね。

改善例はPTA団体でシェアされているの?

PTA横のつながりは?
県P連とかで事例は共有されているの?

 

事例発表会や市区町村、都道府県単位で発表がある。

 

大塚さん:
「もったいない→足を運んだ人しか共有できないから」

 

PTAの改善事例についてはもっとネットを活用したら?
誰もが見られる形にしたらどうか?

 

 

実際に活動量を減らした元PTA会長の電話インタビュー

PTA会長経験者。
小学校・中学校で5年間PTA役員経験あり。

 

「うまく役員を減らしていった」

 

まず、ニーズがない行事を減らしていった

小学校→行事は子供と一緒に楽しむ
中学→親中心の行事が多い。子供も勝手なことする。

 

中学校のPTAは「積極的じゃない」人が多い。

バザーや研修会など「人が集まらない」

 

すると、半分強制的に参加者を集めるしか無い。

研修会→先生がいても聞きに来るPTA会員がいない

 

時代に合わないのでは?
ニーズに合ってない。

 

教頭先生と「こういう行事はなくても良いのでは?」と縮小していった。

 

行事をなくして役員を減らす効果とは?

もともと「行事のための◯◯部長・委員」が必要だった。

 

「来年度の役員(部長・副部長)を誰がやる?」
行事がなければ探す必要もない。

参加する人もいなければ役員のなり手もいない状況。

 

→必要な行事を減らして「役員」も減らした

 

 

「スリム化しようよ!」反対派の意見は出た?

反対意見は出た。

 

→前年度やった人たちの意見
「私達はこんなに頑張ったんだから」

 

→スリム化派
「大変だったんだから、次の人はやめてもいいんじゃない?」
と納得してもらった。(納得したかどうかはわからないけど)

 

先生も「それでいいんじゃないの?」

 

これからうまくPTA活動がまわっていくように、時代に合わせてやっていくのが良いのではないか。

 

子どもたち参加型の行事も減らした?

バザーは「規模を小さく」した。

 

以前は、地域の人達にもお願いして寄付品を集めていたが

地区の子どもがいない人たちも振り回されてしまう。

 

「自分たちのできる範囲でいいんじゃない?」

 

バザーの収入が減れば
学校の収入も減るけれど…

 

それは別に、PTA会費を上げるなど見直ししていけばいいわけで。

 

「行事ありき。」←目的化していた

 

 

「1年タダ働き」or「会費1000円UP」あなたなら、どっち取る?

「自分のできる範囲でやればいいんじゃない?」
個人的にはココがめっちゃうなずきポイントでした!!
「我慢すればいい、自分が犠牲になればいい」なんて、もうそんなめんどくさい時代じゃないですからね(笑)
例えば、うちのPTA行事だと「お祭りの売上」が1番大きい収入なんですが、お祭りの収益を全PTA会員数で割ると「約500~600円程度」なんですよ。
役員の仕事を1年タダ働きするのと、PTA会費1000円UPを選べるとしたら・・・あなたならどっちを選択しますか?

 

 

PTA業務改革してみてどうだった?

「楽しかった」
いまだにそのときのメンバーと会ったりする。つながっている。

 

大塚さん:
「どこかで見直していかなければ。ジャッジ、誰かが判断しなければ。
強制で無理やり連れてきても、見直しはできない。」

 

「誰のためのイベントなの?」というところから見直すといいんじゃないかと。

 

 

PTA活動の外注化?!登下校の見守り、駐車場整備など

ここから「PTAの外注化」について事例が出てきました。

 

 

登下校の見守り

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シルバー人材センターに謝礼を支払ってお願いする

 

 

運動会の駐輪場

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保護者が整備するのではなくシルバーさんを依頼することで、役員もゆっくり運動会を見学できる。

 

役員経験者のコメントでは
「役員として運動会に自ら参加できました」
と喜びの経験をした人がいる一方で

 

「運動会の間は、ずっと交通整理してました…」
「うちの子が出るときだけちょっと代わって!汗」
という声も。

 

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うちの地域でも、以前は子供会で「旗振り当番」がありましたが働く親が多く大変という声が相次いでいました。現在は、登下校の見守りボランティアとして「自治体や警察」が積極的に動いてくださっています。イベント時も「役員OB・OG」に声を掛けて手伝ってもらったり。地域の人たちに助けてもらえるのは本当にありがたいことですし、これからの時代ますます必要なことだと思います。

 

 

PTA今後に向けての提言は?

大塚さん:
「やりたい人がやる」を徹底していくカタチがいいのでは?

 

やりたい人が出てこないなら
「いらない可能性」がある。

 

「委員会制」→必ずクラスから何人ではなく

 

「こういう活動するんですがやりたい人~!」
ボランティア制や手上げ制など取り入れていく。

 

こんなカタチならみんなハッピーになれるのでは。

 

 

行事ごとボランティア制度の問題点・デメリット

「行事ごとボランティアを募る」このやり方は魅力的な一方で、大きな問題点もあります。
それは「誰が取りまとめるのか?」。少なくとも学校の仕事ではない以上、PTA側で取りまとめる人(本部役員など)の役割は残る。
じつは、PTAがスリム化するほど「本部役員」の負担は増します。なぜなら、イベントごと自由参加の人が増えるほど(事前打ち合わせや準備ができないなど)難易度も上がり、本部役員の仕事・負担が増すから。
行事ごとボランティア制度を取り入れているPTAではどうやりくりしているのか、先進事例も聞いてみたいところです。

 

 

 

これからのPTA「選べるのが大事。やりたい人がやる。」

以下、ごごラジ最後のまとめです。

 

 

「コミュニケーションをとるのは大事」という意見もあるが

 

不満を持ったまま活動に参加するのと

自分の意志で積極的に活動するでは、出てくる結果も変わってきますよね。

 

選べるというのが大事。

入る、入らない「どういうために、何のためにやるのか」考えると楽しくなると思う。

 

楽しくなるための仕組みづくり

土台から「考え方」を変えていくこと。

 

みんながメリットをちゃんと感じられるように、今日のテーマをキッカケにしてもらえたらと。

 

 

(ごごラジの話、ここまで)

 

 

あとがき

 

非常に面白く、タイムリーで役に立つテーマでした。

 

ごごラジは2018年に放送され

この記事も放送直後に書いたものですが

2021年現在、コロナ禍を経て変わったこと・変わらなかったなど含め加筆・修正しました。

 

私自身は2018年当時、小学校のPTA本部役員と保育園の保護者会会長を兼任していて、てんてこ舞いの毎日を送っていました。

 

このラジオをタイムリーに聴けたことで

「役員の仕事大変すぎ!もっと楽にしたい!」

意識・やる気がグンと高まったことを思い出します。

 

個人のチカラでできること・変えられること

組織内から働きかけ、制度や仕組み・マインドを変えること

 

役員仕事の効率化やマニュアル化など「スリム化」に向けて、

自分にできることは、手当り次第、全力で取り組みました。

 

今振り返ってもわれながらよく頑張ったなと思います(笑)

 

 

ブログにもまとめています。

よかったら合わせて読んでみてください。

 

 

保育園,退園回避策

あなたにもできる具体的な方法をお伝えします。

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この記事を書いた人

りあこ

「保育園継続【1人起業】マニュアル」著者。O型/静岡県民/3姉妹のママ。育休退園やリストラ・引っ越しなど保育園の退園(危機)を4回経験した強運の持ち主。

このブログを書いている人

3人娘のママ・りあこです
育休退園やリストラ・引っ越しなど保育園の退園(危機)を4回経験した強運の持ち主。

同じ境遇で悩んでいる全国の保育園ママに向けて日本初の「保育園継続マニュアル」を作成・公開しました。

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