小学生【不登校と共働き】保健室登校は送迎必須。オンライン学習で希望
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りあこです。
次女、小学校やめました(不登校)。
コロナ一斉休校明けから
本人の意志で学校に行かなくなりました。
今日のブログは
- 次女が小学校をやめた理由
- 親の送迎必須「保健室登校」の実情
- 「上の子の不登校をキッカケに退職、下の子の保育園を退園させたくない」保育園ママ読者さんの声
- 小学校のオンライン授業。不登校児童も自宅からリモート参加できるように…!
についてお話します。
目次
コロナ一斉休校もキッカケに…次女が不登校になった理由「集団行動が嫌」
娘が不登校になった理由は
「いじめ」や「先生と合わない」ではなく
「集団行動が嫌」なんですって。
「みんなと一緒に動く」こと
「人前に出ることを強制されること」
もともと嫌だと思いながらも、我慢して通っていたようで。
(たしかに私も苦手だった)
そんな中、突然始まったコロナによる一斉休校。
3ヶ月におよんだ自宅学習の日々は
「1人で行動したい、自分のペースで過ごしたい」
彼女の本心を目覚めさせる大きなキッカケになったようです。
進研ゼミで自主学習…不登校というか「ホームスクーリング」
じっさい彼女は今
学校の時間割に合わせて
進研ゼミ(チャレンジタッチ)や
学校の課題など自主学習して過ごしています。
そういう意味では、
彼女の選択は「不登校・登校拒否」というより
「自主休校」とか「ホームスクーリング」という
呼び方の方がしっくりくるのですが、
ここでは、わかりやすく「不登校」と呼びます。
【2021年10月追記】
その後、めざましテレビさんから
娘の不登校についてインタビューを受けました。
あらためて当時の様子~現在までをリアルな本音で振り返りました。
↓
上の子の不登校⇔下の子の保育園
さて。このブログは
というテーマでお話しているのですが
じつは、読者さんの中にも
「上の子の不登校」をキッカケに、
「下の子の保育園を続けるにはどうしたら…」
たどり着く方がいらっしゃいます。
「保育園継続【1人起業】マニュアル」を読まれた読者さんの声を紹介します。
不登校をキッカケに退職、下の子の保育園を退園させたくない(Wさん)
高1息子、中1娘、3歳娘(保育園児)の三人の子どもがいます。
一番上の息子が中3の二学期から不登校になってしまい、大変な半年間を過ごしました。
この経験を通して、残業が多く、遠方の職場であったため、子供たちのことをもっと見ていたいという以前からの思いが強くなり、5月末をもって、◯年間務めた会社を退職することにしました。
問題は保育園のことで、せっかく楽しく通っているのに退園させたくないという思いがあり、りあこさんのHPに辿り着きました。
「ママが家にいるとうれしい」と真ん中と下の娘に言われ、まだ、起業か副業にするかは決めかねていて、昨日、職安に行ってとりあえず休職用紙だけ貰ってきました。
離職票が出るまでまだしばらくありますが、りあこさんにいろいろ教えていただきながら、自分でも積極的に、でも焦らず動いていこうと思っています。
(Wさんの声、ここまで)
上の子が不登校になったとき、自分が働いていることで
寄り添いたくてもできない辛さや葛藤たくさん感じてこられたと思います…
Wさんがたどり着いたマニュアルはこちらから読めます。
不登校は「個別対応」先生も、親(兄弟)の負担もグッと増える
私も、娘が不登校になってよくわかったのですが
- 学校への提出物・プリント類
- 検診(尿検査、歯科検診など)
- 事務手続き(給食費、返金など)…
すべてが「個別対応」になるんですよね。
本人が学校に来なくても「在籍はしている」状態。
でも本人がいない以上「対応しなければ」いけない。
誰がやる?
「担任の先生」が1番大変なのはもちろんのこと
「兄弟姉妹」が代わりに持ち帰ったり
「親」に確認の電話がたびたび入る・来校するなど
周りの「巻き込まれる感」が半端ないのです。
不登校って、本人が学校に行かないだけじゃ済まないんだなと、当事者になってよくわかりました。
小学生の不登校「共働き家庭」はどうしているのだろう…
私は、家で働いているので自由がききますが
「共働き」
普段どうしているのだろうと考えてしまいます。
先ほどご紹介した
Wさんのように仕事を辞める人
退職せざるを得ない方もいるでしょうし
思うように子供と向き合えないことに
苦しんでいるのかもしれない…
想像するだけで、胸が痛みます。
私も家にいるとはいえ仕事もあるし
付きっきりで面倒みたり勉強を教えるなどできません。(無理!)
「週に1回でいいから学校に行ってくれない?」
本人の意思も大切にしたいけれど
周りの労力・巻き込まれ感を解消するために
次女には無理を言って
「週1だけ保健室登校」してもらっているのです。
小学生の不登校児の「保健室登校」は、親の送迎・協力ありき
そんなわけで、彼女は現在
週1で「保健室登校」しているのですが…
不登校児の「保健室登校」って
親が送迎しなくてはいけないんですね。
小学校では防犯安全上、早退・遅刻など「登下校の時間以外」は、親の送り迎えが必要なんです。
正確には
「みんなと同じ時間に登下校する」なら
保健室登校でも、親の送迎は不要なのですが
不登校を選んだ彼女が、みんなと一緒に登下校するわけもなく。
学校は、とても親身に対応してくださり
ありがたい限りなのですが
少なくとも、小学生の保健室登校は
家族の送迎・付添がなければ通えないもの。
「共働き家庭」において
保健室登校は、ほぼ不可能なんです。
【共働き不登校児の孤立】行政の支援やカウンセリングも「平日の日中」
不登校といってもスタイルはいろいろで
完全に学校に行かないのではなく
「保健室登校」や「週○回」とか
「受けたい授業だけ出席する」
なんて対応もあるんですよね。
思ったより柔軟で驚きましたし
個別に対応していただきありがたいのですが
あくまで「親・家族が送迎できること」が大前提。
不登校児に対する支援としては、
学校以外にも「行政の支援サポート」や
「スクールカウンセラーによる面談」なども受けられるのですが
すべて『平日の日中』に行われる。
親が外で働いている家庭では
どうしても身動きが取りづらい状況です。
民間やNPOなどのフリースクールなら
もう少し手厚く柔軟なサポートが
受けられるかもしれませんが
地方においては遠方だったり
料金も高くて手が届かないですよね…(;_;)
不登校、ほったらかししたくて放置してるわけじゃない
先日、不登校についてツイートしたとき
あなたのように親がきちんと家庭で教育している家庭なら良いのかもしれませんが、休ませるだけ休ませておいて親が教育することもなく進研ゼミのような通信教育を受けさせるわけでもなくゲームだけやってても放置しているような家庭があるのは問題ですね
— 仁徳天皇@坊主垢 (@Nintoku_bozu) April 7, 2021
このようなコメントをいただいたのですが
子供をほったらかしたくて放置している家庭なんかないと思うのです。
共働きやシングル(片親)、家計や家庭の状況など
見守りたくてもできない辛さや苦悩を抱えているのが、
多くの親の「ふつうの気持ち」ではないでしょうか。
オンライン授業開始 不登校児童にも「タブレット端末」貸出中!
個人的に、共働き世帯の不登校支援として
「デジタル学習」は大きな可能性を秘めていると期待しているのですが
現状、不登校児への支援として
どの程度、オンライン学習は進んでいるでしょう。
ICT環境整備の一環とコロナの影響で、うちの子たちが通う小学校でも「1人1台タブレット端末」が急ピッチで用意されました。
と期待をしていましたが、
先生に聞いたところ、
「今のところ(不登校の児童に)タブレット端末の貸し出し予定はない」
とのことでした。(2021.4月現在)
そもそも末っ子いわく
「今月はまだ授業で使ったことないよ~」
現段階では、通常授業でもタブレットはあまり使われていないのです。
(鍵のかかった金庫に鎮座)
★2021年7月追記★
タブレットPC(Chromeブック)貸出されました!
学校に行っていない次女にも1台専用で貸与されています。
インターネット検索で調べ物をする宿題やタイピングの練習に取り組んだり、担任の先生からのメッセージも読める機能もあるのだとか。
夏休みには「登校日代わり」にクラスメイト達とオンライン授業をする予定もあるそうです。
不登校 自宅からオンライン授業ライブ参加できる時代に!
★2021年9月追記★
夏休み中のオンライン登校日、次女も参加できました!
顔出し&音声無しですが「オンラインなら参加する」と。クラスのみんなもレアキャラの登場にびっくりしていたそうです(^^)笑
しかも2学期からは、コロナで出席停止となった児童も自宅で学びを継続できるよう、授業をライブ配信することに!
今のところ不登校児童向けの制度ではないため、担任の先生にお願いして、わが家も参加させてもらったところ
次女、オンライン学習に対して
「これなら大丈夫」あっさり馴染みました。
その後も、自宅から
リモート授業参加を続けているのです!
公立小学校でこんな日がやってくるとは…大感激です( ; ; )
次女は不登校で週1保健室登校をしている。
公立小学校もオンライン授業の環境が整い、コロナ出席停止児童もライブで授業参加できることに。次女も夏休み中クラス会にオンライン参加できた。
今までは「不登校=学校行かない」選択肢ゼロイチだったが、つながりが広がり感激している。#不登校 #小学生— りあこ@保育園退園・不登校/自主休校 (@hoikuenmama) September 2, 2021
どれだけ急ピッチで検討&導入されたのかと思うと、現場の先生や教育委員会、行政の方々など頭が下がります。
とてもとてもありがたいです。
今後おそらく、不登校や保健室登校している児童たちへの制度・支援として
オンライン授業の提供が広がっていくのではないかと思います。
不登校でも、自宅から授業に参加できる時代が来ている!
今、すごく大きな変化が起きているんです。
1日に数コマでも自宅から授業に参加できれば、共働きで親が不在がちになる家庭の苦悩も少しは減るかもしれない。
画面越しなら大丈夫、
ときどき参加でもいいなら行きたいとか
本人の気持ちや状態に応じて選べたり
希望が持ちやすくなるかもしれない。
私たちは、とても大きな時代の変換点にいるのかもしれません。
「不登校=学校行かない」ゼロイチではなく、
0.3とか0.4みたいな選択肢が増えることを願っています。