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めざましテレビ不登校インタビュー受けたので当時の様子~小5現在まとめ

目安時間 27分
不登校 ある日突然
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りあこです。

 

先日、娘の不登校についてツイートしたところ

めざましテレビさんよりインタビューを受けました。

めざましどようび 2021年10月16日放送とのこと。

 

→ めざましどようび フジテレビ公式サイト

 

 

以前ブログに、彼女が不登校になったキッカケと普段の様子を書きましたが

 

小学校,オンライン授業,不登校

【共働きと不登校】次女、小学校やめました。保健室登校は送迎が必要

 

インタビューでは、もう少し掘り下げて

当時の様子~現在までをお話しました。

 

 

不登校直後、本人や家族はどんな様子になったのか

不登校になるとどんなことが大変で、どう乗り越えてきたのか

 

インタビューではお話しきれなかったリアルな本音を含めてブログにまとめます。

 

不登校になった子供の本音を聞くおすすめの方法もお話しています。

 

当事者のご家族の方読まれていましたら

合わせてチェックしてみてください。

 

 

次女が不登校になった原因と当初の様子

不登校 ある日突然

 

次女が不登校になったのは

昨年の一斉休校明け6月のこと。当時は小学4年生でした。

 

ある日突然「学校に行かない!」登校を拒んだきり

パタリと学校に行かなくなったのです。

 

最初は意味がわからず

数日家で過ごせばまた行くのだと思いましたが

その後も「絶対に行かない!」と断固拒否。

 

そのまま不登校となりました。

 

 

次女が不登校になった1番の理由「集団行動が苦手、自分のペースで過ごしたい」

不登校 集団行動が苦手

 

なぜ、学校に行きたくなくなったのか。

 

いじめや先生と何かがあったとか

コロナの感染不安などではありませんでした。

 

彼女が不登校になった1番の理由は

 

「みんなと一緒に動くのが嫌だ」

 

だったのです。

 

たとえば、何かやっている最中でも

終わりの時間になれば片付けなければいけない。

 

発言したくなくても、指されたら何か言わなくてはいけない。

 

集団行動が嫌だ

自分のペースでできないのが嫌だ

 

じつに、ワガママな理由です。(笑)

 

 

でも同時に「わかる~」と思う気持ちもありました。

 

なぜなら私自身の中にも、

「自分のペースで好きなだけやりたい」

彼女と同じような面があるからです。

 

 

たった10歳で、自分の本心に気づき

学校に行かないという決断をした彼女に

「共感・感嘆」する気持ちさえ感じました。

 

とはいえ、不登校の当事者になると

思いがけない大変さがあり、最初は大きく混乱しました。

 

 

不登校で1番辛かった・心配したこと。上の子・下の子への影響と心のケア

不登校 上の子 下の子

次女が不登校になって1番辛かったことは

本人のことより「上の子・下の子」のことでした。

 

うちは長女・次女・末っ子の三姉妹です。

 

次女の不登校を受け入れようと決めた時

1番抵抗したのは「長女」でした。

 

 

長女 自分の行き渋りは受け入れなかったのに、なぜ次女は認められるのか?

じつは彼女も小学校に入学したばかりのころ

「学校に行きたくない」と毎朝泣いて嫌がることが続いたのです。

 

しかし、当時の私たちは頑として受け入れず

無理やり引きずるように学校まで連れて行きました。

 

「なぜあいつは受け入れられて、自分はダメだったのか」

長女は激しく荒れ罵りました。

 

ひたすら向き合い謝り続けました。

 

 

末っ子 私も学校に行きたくない。兄弟で不登校になるかもしれない…

末っ子は、荒れることはなかったものの

「学校に行きたくない」が増えました。

 

一斉休校明けのクラス替えで

仲のいいお友達と離れたことや

コロナの影響で行事が減ったり授業が苦痛で

余計に学校に行きたくない気持ちが膨らんだようです。

 

一時期は、末っ子も学校を休むことが増え

「このまま兄弟で不登校になるのかもしれない」と思いました。

 

 

不登校は個別対応 「周りの負担」がグッと増える

不登校 申し訳ない 面倒くさい

 

私も夫も比較的、次女の学校に行かない選択を

「受け入れる」と決めるのは早かったです。

 

今はエスカレーター式に進める時代ではないので

「自分で選び決める」ことのできる次女を頼もしくさえ感じることもあります。

 

 

しかし、最初から完全に受け入れられたわけじゃありません。

 

なぜなら不登校になると

親や兄弟、先生方など「周りの負担」がグッと増えるから。

 

 

学校に行けば本人自身が済ませることを

「周りの誰か」がフォローしなくてはなりません。

 

たとえば、

  • 課題・宿題
  • 書類や提出物
  • 健康診断や検診の調整…

 

本人が学校に行かなくても「在籍」している以上

何もしないわけにはいきません。

 

兄弟がいれば兄弟が巻き込まれる。

兄弟がダメなら、親が直接学校に行き来しなくてはならない。

 

 

不登校は先生の負担が大きい。ひたすら申し訳なく面倒くさい

不登校 先生の負担

 

中でも1番申し訳ない気持ちになったのが

「先生の負担」が大きく増えてしまうところでした。

 

「今日はどんな様子でしたか?」

「今後給食はどうしましょうか?」

「すみません、明日提出期限のプリントを渡しそびれてしまって…」

 

クラスのことだけでも大変な中

夜に何度も電話でやり取りしたり、

提出物があるたび別の学年にいる姉妹に頼まなければいけない。

 

先生も私も、毎日のように「すみません」「ごめんね」と謝り続ける日々。

 

個別対応いただけて本当にありがたい反面

周りのみんなの負担が増えることへの申し訳なさと抵抗感。

 

「ひたすら申し訳ない」気持ちと

「ひたすら面倒くさい」気持ちとで

自分でも自分がほとほと嫌になりました。

 

次女本人に対しても強く当たってしまうようになり

 

「申し訳ないけれど、せめて週1回でも保健室登校してくれないかな」

 

私からお願いし、次女は

週1保健室登校をするようになったのです。

 

【共働きと不登校】次女、小学校やめました。保健室登校は送迎が必要

 

 

当時の担任の先生は

「お母さん、謝らないで。〇〇さんが学校に来てくれることが嬉しいし、私がやりたくてやっていることだから。」

と言ってくれました。

 

それからは「すみません」をやめて

「ありがとうございます」と伝えるようにしました。

 

少しずつ少しずつ、この生活に慣れていきました。

 

 

不登校の本人との接し方。すべて正直に伝える、向き合う

不登校 向き合う

 

そのときそのときに感じた気持ちは

ドロドロのものも含め、すべて正直に、次女本人にも伝えました。

 

特に、長女を始め家族がどんな気持ちでいるのか

隠すこと無く、というか隠しきれなかった。

 

本人も大きく傷つくことになりますが

お互いに我慢すること無く本音でぶつかりました。

 

といっても、次女はあまり

自分の心の内を表現することが得意でないため

一方的になってしまうことが多かったです。

 

言い過ぎたと気づいたら

「さっきのは言い過ぎた、ごめんなさい」と謝りました。

 

でも、何度も謝って反省しては

また同じようなことをしてしまうものです。

 

自分でも見たくない嫌な部分があらわになる。

 

そういうのもすべてひっくるめて

ひたすら向き合いました。

 

 

 

 

不登校を受け入れることは「我慢しない」こと

不登校 我慢しない

不登校を受け入れるためにも

落ち着きを取り戻すためにも

 

「我慢しない」ことを大事にするようにしました。

 

 

「それはワガママだよ、あいつは自分勝手だ」

と思いたくなることは

 

じつは

「自分は我慢しているのに許せない」の裏返し

だったりもするからです。

 

 

長女はスマホが好きなので

夜遅くまでスマホを見ていてもそっとしておきました。

 

行き渋り状態にあった末っ子も

無理に学校に行かなくてもいいことにしました。

担任の先生にも状況を伝え、できる限り受け入れるようにしました。

 

次女も、しばらくは勉強が手に付かない時期が続きましたが

できるだけ口を出さず、自由にさせました。

 

自分自身も我慢しすぎないよう、心身の状態に気を配りました。

 

 

「我慢しない」を心がける日々を経て

家族は、明るさと落ち着きを取り戻していきました。

 

 

(余談ですが、夫はもともと考え方が柔軟な人なので

次女の決断もすんなり受け入れていました。その点はずいぶん助かりました。)

 

 

甘やかし過ぎたらダメになる。順番がある。「自分はどうしたいのか?」

不登校 甘やかし過ぎ

「甘やかしすぎたら人間ダメになる」

「夜遅くまでスマホのやりすぎはよくない」

 

という声は、世間からも自分の中からも聞こえます。

 

 

「順番」があるのだと考えてみると良いかもしれません。

 

受け入れがたいことが起きたなら
「我慢しない」ことを大事にしてみる。

我慢しないを大事にしていくと
心が「落ち着き」を取り戻す。

心が落ち着いたら
「自分はどうしたいのか」
そこから改めて考えていけばいい。

 

親が口うるさくお小言を言っても

そんなんじゃダメだと取り上げたり全否定しても

本人のためにはなりません。変わらないどころか悪化します。

 

 

「学校の勉強にはついていきたい」

「スマホのやりすぎはさすがに良くないな」

 

自分で気づくことが大事なのです。

気づくためには心のゆとりが必要です。

 

心が十分に落ち着き安定すれば

 

「自分はどうしたいのか」

「今のままでいいのか?」

「この先どんなふうに生きたいのか?」

 

自分で考え、決められるようになる。

 

みずから変わろうと思えるまで、

「待つこと」も大事だと考えています。

 

 

【勉強は嫌いだけどテストは好き?!】今まで知らなかった本当の彼女の姿

小学校,オンライン授業,不登校

 

次女とは、何度も向き合い話をしました。

 

特に、彼女の話を

ノートにメモをとりながら聞いたときは

とても面白い発見がありました。

 

たとえば

「勉強は嫌い。」なのに

「でもテストは好きだった」というのです。

 

テストが好きな子って、なかなかいませんよね?

 

でも、彼女に言わせると

「テストは静かだし、自分のペースでできるのがいい」のだそうです。

 

なるほど、集団行動が苦手って本当なんだな

と妙に納得しました。

 

 

子供の話「ノートに書きながら話を聞く」おすすめ

 

不登校 本音を聞く ノートに書く

 

ノートに書きながら子供の話を聞くのは本当におすすめです。

 

自分の意見・考えを脇において

集中して子供の話に耳を傾けることで

子供からも本音が出やすくなりますし、

 

「今まで知らなかった、わが子の本当の姿」に気づけたりします。

 

 

不登校の1日。家事手伝い・ホームスクーリング・好きなことをする時間

不登校 家事を手伝う

 

次女の1日は、朝から家の手伝いをします。

 

洗濯、掃除、食器洗い、一緒にやります。

ひととおりのことはできます。

 

元々、土日や長期休暇など

わが家では子供たちも家事を手伝うので

学校に行かないなら家のことをするのは当たり前。

 

当然のように任せていましたが

スクールカウンセラーの先生とお話した時

「家で役割を与えてあげているのはとても良いことです」

と言われました。

 

不登校家庭のみなさま、どうぞ遠慮なく

積極的に子供に役割を与えてあげましょう(^^

 

 

家のことがひととおり済んだら、勉強です。

 

 

先ほどもお話ししたように

彼女の話をノートにまとめながら聞いたとき

 

「みんなと同じくらいは勉強できるようになりたい」

そう本人が言ったのです。

 

自分で決めたことは、やろうと思うしできるものです。

 

 

進研ゼミ,不登校


家では、教科書・ドリルや進研ゼミ

週イチの保健室登校で受け取った課題などをメインに勉強しつつ

図工が好きなので「絵や工作」をして過ごすこともあります。

 

 

 

彼女は料理も好きなので

お菓子作りや夕食の手伝いもしています。

 

 

最近は、小学校のタブレット端末配布で

自宅からオンライン授業に参加できるようになり

時間割で動きやすく、意欲も上がりメリハリがつきました。

 

 

今のところ、

自宅からのオンライン授業参加は

不登校児童向けの制度ではないため

先生に相談し個別対応してもらっています。

 

本当にありがたい限りです。

 

 

最近は、小学校の時間割を元に

一緒にスケジュール管理をはじめました。

 

 

 

不登校の支援 学校・行政・民間NPOフリースクール

不登校 フリースクール

 

不登校になると、ひとりぼっち、または親子で孤立してしまうことに不安や苦痛を感じると思います。

 

不登校の居場所として、学校以外にも、民間やNPOが運営するフリースクールもあります。

 

フリースクールの欠点としては、費用が高い、遠方だと送迎が困難、地方では選択肢が少ないなど。

わが家は諦めましたが、選択肢が複数あるのは良いことです。

 

学校・NPO以外の不登校支援として「行政」のサポートも受けられます。

 

おそらく自治体によって内容は異なりますが、

 

  • 不登校や引きこもり向けの本人や家庭の話を聞いてくれたり(個人面談)

 

  • 勉強や活動を見守ってくれたり(学習支援)

 

  • 小グループで活動したり外出やイベントに参加できたりします。(交流)

 

次女も保健室登校以外に行政の支援を利用しています。定期的に通えるため、最初は少しずつ打ち解けるところから、次第に学習につながっていきました。無料なのもありがたい。

 

なお、行政の不登校支援は充実していますが、ネット検索しても出てきませんでした。

 

学校からの紹介やみずから行政に問い合わせないと見逃します。

 

孤立を防ぐためにも選択肢をいくつか見つけ、頼れるものは頼ることは大事です。

 

 

不登校の将来は不安?働かざるもの食うべからず&好き・夢中になれること

不登校 将来の不安

 

不登校の将来のこと。

 

小学生なので具体的にイメージできる年ではありませんが

それでも、中学を卒業するのは15歳。

 

高校に行かない選択をするなら

あと5年で働き始めるということです。

 

 

うちの方針としては「働かざるもの食うべからず」です。

 

義務教育後、学校に行かないのであれば

キッチリ働いてもらいますし

ひとり暮らしなど独立しないのであれば

キッチリ家にお金を入れてもらう

 

ということは繰り返し伝えています。

 

 

一般的な進路(高校→大学→社会人)

普通とは違う子の進み方(多様な生き方もある)

 

両方からイメージできるように

そのときどきの話題に合わせて伝えたりもします。

 

 

なんにせよ

好きなこと、夢中になれることを見つけることが一番大事だよ

と話しています。

 

 

学校・行政の不登校支援は「共働き」には使いづらい。オンライン学習など選択肢が増えてほしい

不登校 送迎 共働き

 

インタビューの最後で

「学校に要望などありますか?」

という質問がありました。

 

 

個人的には、学校も先生も

できる限りの対応をしてくださっているので

ありがたい限りなのですが

 

子供が不登校になったときに使える支援サポートが

どれも「外で働く共働きでは厳しい」ところ。

 

学校が、というより

行政や制度の話になってきますが

ここはどうにかならないかなと思っています。

 

たとえば

  • 保健室登校
  • スクールカウンセラー
  • 行政の不登校支援制度

 

すべて「平日の日中」「親の送迎必須」です。

 

共働き世帯が利用するのは、ほぼ不可能なのです。

 

子供を自宅で孤立させるか

親が仕事を諦めなければならない。

2択しか選択肢がないのは、あまりにも酷です。

 

 

夫婦の価値観の相違や仕事のこと

兄弟の存在、親の親世代の関わり方

学校の理解・方針の違いや地域差など

 

不登校家庭には、それぞれの苦悩や不安、ハードルがあります。

 

 

不登校でも、オンライン学習を使って

自宅から授業にリモート参加できるようにするなど

 

個別のケースに合わせて

柔軟に使える制度・仕組みが増えたら

本当にありがたいし救われる家庭も多いのではと思います。

 

 

おわりに

 

以上が、

めざましテレビさんのインタビューでお話したことの概要です。

 

文章にすると綺麗にまとまりますが

実際は本当にエライコッチャですよね…。

 

それでも、学校や友達・家族など

私たちの周りにいる人達は

「本人の気持ちを大事にしてあげたいね」

という考え方の方たちが多数で、ありがたい限りでした。

 

少しずつ少しずつ落ち着きを取り戻し

家族みんなで価値観・受け止め方をアップデートしていく感じでした。

 

 

不登校本人や家庭の状況によっては

もっと深刻な問題を抱えている状況の方も多いと思います。

 

世間の目や社会の常識が辛いときもあるでしょう。

 

不登校に限らずですが、

辛い時は「自分の心のケア」を優先してみてほしい。

 

我慢している自分

頑張りすぎている自分

自分で自分を認めてあげる。

 

いろんなものの板ばさみになって

どれも選べない、手放すこともできない状況かもしれない。

 

そんな中でも耐えてきたことを

自分でねぎらい、認めてあげてほしい。

 

もしあなたが

疲れていたり悩み続けているなら

まずはあなた自身が、少しでも楽に元気になること。

 

お互いに大事にしましょうね(^^

 

 

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あなたにもできる具体的な方法をお伝えします。

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この記事を書いた人

りあこ

「保育園継続【1人起業】マニュアル」著者。O型/静岡県民/3姉妹のママ。育休退園やリストラ・引っ越しなど保育園の退園(危機)を4回経験した強運の持ち主。

このブログを書いている人

3人娘のママ・りあこです
育休退園やリストラ・引っ越しなど保育園の退園(危機)を4回経験した強運の持ち主。

同じ境遇で悩んでいる全国の保育園ママに向けて日本初の「保育園継続マニュアル」を作成・公開しました。

>>もうちょっと詳しい自己紹介はコチラです

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