延長保育を必要とする理由【例文】残業の書き方。仕事以外では?
時短勤務からフルタイムに戻ることになった。
今後残業が増えるので保育認定区分の変更の他、延長保育も利用したい。
こんなとき、保育園の申請書には何と書けばよいのでしょうか。
結論から言うと、
仕事の場合は「仕事の為」ということが分かればOKです。
例えば
「フルタイム勤務により、保育標準時間内に送迎が不可能の為」
「来月より異動で残業が増えるため、延長保育の利用を申請いたします」
といった内容でよいでしょう。
ただし、保育の認定事由から外れた理由(就労なのに病気や通院など)の場合は、延長保育の申請が通らないこともあります。
また、「延長保育」と「時間外保育」は異なります。
保育短時間の人は延長保育の申請の他、時間外保育の申請が必要な場合があります。
認定要件や園によって違いがあるので、確認してみて下さい。
ここからは、「介護」や「病気・通院」
または「親のリフレッシュ」による延長保育について見ていきます。
延長保育を必要とする理由【例文】仕事以外どう書けば?親のリフレッシュは?
冒頭では仕事が理由の場合について例を挙げましたが、
「介護」や「病気・通院」などで延長保育を必要とする場合もあるでしょう。
そういった場合も率直にその旨を書けばOKです。
以下、例文です。
延長保育を必要とする理由【例文】病院・通院
病気通院の場合は
「体調が良くないため静養時間を長く取るよう、医者から言われたため」
「担当医の予約が遅い時間枠でしか取れなくなったため」
など記入しましょう。
延長保育を必要とする理由【例文】介護
介護の場合は
「以前よりも介護に手がかかるようになり、介護を必要とする時間が長くなったため」
「往診が夕方○時で保育園のお迎えに間に合わないため」
といった内容でよいでしょう。
延長保育が認められる・認められないは園により判断異なる
ただし、先にも述べましたが、
認定事由から外れた理由になる場合は、申請が通らないことがあります。
例えば保育認定の事由が「就労・仕事」の場合、
「通院」での延長保育は認められないことがあります。
親が病気や体調不良で保育園に預けられるか?についてもよく読まれています。
その一方で、園によっては
「親のリフレッシュでもOK(美容院や買い物など)」
なんて対応もあるようで(かなりの少数かとは思いますが・・・)、
園の判断によるところが大きいです。
また、認可・認可外によっても対応が違い、
認可外は比較的緩いことが多い様子です。
親のリフレッシュによる延長保育が不可の理由
ここまで、リフレッシュでの延長保育がOKの保育園もあると述べましたが、
基本的には「親のリフレッシュによる延長保育はNG」という園が多いと認識しておきましょう。
ではなぜ、「親のリフレッシュのため」が通りにくいのでしょうか。
夕方以降は保育士の数が減ります。
さらに、夕方に職員会議が開かれる場合もあるので、
相当数抜けてしまうことがあります。
保育士が減るということは子供を見る目が減るということです。
子供を見る目が減るということはトラブルも増える可能性があるということですよね。
保育士には子どもの安全を守る役目がありますので、
何も意地悪でダメと言っているわけではないのです。
また、よーく考えてみて下さい。
もしあなたが保育士だとして、
「帰りにお茶してからお迎えに行きたいから延長保育お願い」
などと言われたら、
「はいはい是非どうぞ!」と言えますか?
リフレッシュをしたい時は
祖父母を頼るか、シッターさんやファミサポを頼むとよいでしょう。
延長保育でもお迎えがギリギリ…間に合わないとどうなる?延長・時間外の違いに注意
さて、延長保育申請が通ったけれども、
それでも保育園のお迎えが間に合わない!
そんな場合はどうなるのでしょうか。
結論からいうと、「保育園を退園」になる可能性があります。
たとえば、園から渡された書類に
「2回延長保育時間の19時を過ぎたらいかなる理由があろうと退園」
と記載されていた、という人もいます。
筆者の子供が通う園の書類には
「月に1回でも遅延された場合はその月の延長保育がご利用できなくなる場合があります」
との記載がありました。
こちらも園によって違いがあるようです。
いずれにしろ
保育園のお迎え時間に遅れることはリスクが高いので、
職場の上司や周囲の人の協力があるとよいですね。
もし、保育園のお迎えに間に合わないことが続く可能性がありましたら
根本的な解決策が必要です。こちらの記事をどうぞ。
ちなみに「延長保育」と「時間外保育」は別物です。
これもまた園によって多少呼び方の違いはあるようですが
- 延長保育は、保育標準時間または保育短時間の枠を超えて行う保育
- 時間外保育は、平常保育の枠を超えて行う保育
のことです。
イメージが湧きにくいかと思うので図に表してみました。(時間は例です)
こんな感じでしょうか・・・
筆者の子供が通う園では、時間外保育は「短時間延長保育」と呼ばれていますが、
「短時間延長保育」「延長保育」両方の申請を出した記憶があります。
園によって違いはあるかもしれませんが、
「時間外保育利用申請を出した=閉園までOK」
と思い込んでトラブルにならないよう、気を付けましょう。
園からの書類に書いてあることがほとんどですが、
読んでもわからない場合は園に聞いてみるとよいでしょう。
まとめ
延長保育の申請は、基本的には率直に理由を書けばOKです。
但し、認定事由から外れた理由になる場合は、
通らないこともありますので注意が必要です。
「仕事」「介護」「病気・通院」など
状況に合わせて矛盾のないように書きましょう。
また、延長保育でもお迎えに間に合わない場合、
最悪のケースですが「退園」になる可能性があります。
残業の多い職場で働く人たちにとっては大変ですが
上司や周囲の人に相談したり、協力してもらったりして
お迎えに間に合うようにできるとよいですね。