産前産後に保育園継続する【3つの選択肢】パート育休なしで保育園
ママがパート勤務で、子供を保育園に通わせている場合。
という疑問が出てきます。
自治体によって規定・判断は異なりますが
基本的に「育休を取得できるかどうか」で状況はガラリと変わります。
パートに限らず、内職や派遣、在宅ワークや自営業など
育休をとれない職場の場合。産後の保育園はどうなるのか?というと
- 産後2〜3ヶ月で職場復帰する
- 仕事を辞め保育園を退園する
究極の2択を迫られるケースが多いです。
正社員なら育休中も保育園継続できるのに
育休を取れないパートは、退園。
あまりにも理不尽ですよね?
そこで、
育休とれないパートで産前産後も
保育園を続けたいときはどうしたらよいのかというと
現実的な選択肢は3つあります。
- パートでも育休取得できるよう雇用主に掛け合う。
- 上の子を1号認定に変えて、幼稚園or認定こども園に転園させる。
- 求職活動や起業準備をして、保育園を継続する。
以下、くわしくみていきます。
パートで育休ない!保育園いつまで?産後に保育園退園
まず、産前産後休暇について確認していきます。
「産前産後休業(産休)」とは、母体保護の見地から認められている休業で、労働基準法で定められています。
産休(産前6週・産後8週)に関しては、
お母さんが正社員でもパートでも取得できる休業期間です。
ママが出産前に仕事を辞めたとしても、
産前産後休暇中は、上の子も保育園に通い続けることができます。
この場合、問題なのは
産休明け(産後2~3ヶ月)です。
「産後8週を明けると、上の子が保育園退園」になるからです。
というのも、
親が産前産後でも育児休業中でもない場合
無職扱いとなります。
無職=家庭で保育できる状況とみなされ
「保育に欠ける要件」を満たさなくなるため
保育園の在園資格を失う=退園となるのです。
そうなんです。
産後2~3ヶ月で職場に復帰する?
仕事を辞めて保育園あきらめる?
むずかしい選択を迫られるお母さんが、私のまわりにもたくさんいます。
育休を取得できない職場の場合、
保育園を継続するには産後2~3ヶ月で職場復帰する必要があります。
とはいえ、ただでさえ赤ちゃんが産まれたばかりで大変な時期。
体調・体力は戻っていないし、母乳だってたくさん出るわ、上の子は赤ちゃん返りするわ…過酷な状況となります。
にっちもさっちもいかない状況ですよね。
育休どころか、妊娠出産のタイミングで
退職するのが当たり前の職場もありますよね。
こんなふうに、
パート勤めのママが2人目出産で育休を取れない状況で
保育園を続けたいときはどうしたらよいのか。
現実的な選択肢は3つあります。
以下、くわしくみていきます。
二人目出産・産前産後 上の子が保育園退園になるケース。パートで育休取れない等
パートや派遣・内職や在宅ワークなど
産後に育休を取れない状況・職場で
上の子の保育園を継続するにはどうしたらよいでしょう。
現実的な選択肢は3つあります。
- パートでも育休取得できるよう雇用主に相談する。
- 上の子を1号認定に変えて幼稚園or認定こども園に転園させる。
- 求職活動や起業準備をして保育園を継続する。
順番に詳しくみていきましょう。
パートでも育休取得できるよう雇用主に相談する。
まず1つ目は、職場で育児休暇が取得できるよう上司・雇用主に掛け合うことです。
育児休暇を取得するためには「最低1年以上は同じ企業に雇われている」という条件が必要です。
1年以上今の職場にいた方なら交渉の余地があります。
非正規雇用だと育児休暇を取得できないとする会社が多いですが、最近のライフワークバランスの風潮で、パート勤務でも、復職期限をきちんと決めて育児休暇が取得できる企業も増えています。
ちなみに私自身も、
小さな会社の事務パートとして勤めていましたが
2人目妊娠・出産時、会社にとって初めての育児休暇を取らせていただきました。
会社にとっても、パートも育児休暇取得実績有り、というのは企業のイメージアップにつながることもあります。
実績がないから諦めるのではなく、勇気を出して声をあげてみましょう。
上の子は「幼稚園or認定こども園」に転園する。
次に、上の子を保育園から幼稚園や認定こども園に転園させる方法です。
たとえば、上の子が3歳なら「2号認定」で保育園に通っていますよね。
「1号認定」に切り替えると幼稚園の年少クラスに通えます。
日中4時間だけでも幼稚園に通ってくれると、赤ちゃんのお世話で大変なお母さんの負担がぐっと減ります。
転園するとお友達や先生が変わって最初は心細いかもしれませんが、いずれ慣れます。
上の子にとっても同世代のお友達と遊ぶ時間がとれることは嬉しいことです。
産後も保育園継続するため「求職活動・自宅起業」する!
最後3つ目は、求職活動・起業準備を理由として保育園を継続する方法です。
産後に新しい仕事を始める、ということです。
保育園の継続書類に「保育を必要とする理由」を選択する欄がありますよね。
その中に「求職」という項目があります。
自治体によりますが「求職は原則3ヶ月」などと期間が決められている場合が多いです。
これも自治体によって少しずつ違いますので、役所の保育園課でご確認くださいね。
さらに、保育を必要とする理由には
「起業準備」も含まれます。
ハローワークで仕事探しするだけでなく
妊娠出産を機に「新たに自分で事業を始めたい」人も対象となるのです。
起業というとハードルが高く感じるかもしれませんが
家で1人で働く自営業になる(自宅起業)ならどうでしょう?
お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんでも
自分のペースで働ける仕事を選べばできないことはありません。
▼くわしくはこちら
以上、3つの方法でした。
ネットの情報をうのみにしない!あなた自身が直接役所で確認すること
どんな選択をするにも、まずは
あなた自身が「自治体の保育園課」に直接相談することをおススメします。
保育園の先生・事務ではなく、役所の保育園課です。
なぜなら、保育園の入園・継続の基準を決めているのは役所だからです。
当事者であるあなた自身が、直接役所で相談することで
ネットには出ていない具体的なアドバイス・助言をもらうこともできます。
というか、
あなたの人生がかかっている状況を、
ネットの情報をうのみに判断してはいけません。
(※このブログも同じです)
ママ友に聞いたとかQ&A掲示板に書かれていることも
「その人の状況・ケースにおいては有効だった」
というだけのこと。
めんどうでも、必ずあなた自身が
直接「役所の保育園課」で相談・確認しましょう。
どんな方法をとれば、上の子の保育園を継続できるか
役所の方と一緒に考えてもらいましょう。
(意外と親身ですよ)